LightWave 「鏡面コピー」②
前回はショートカットも利用してざっと「鏡面コピー」の説明をしました。
こうやって鏡面コピーでできるものは科学の力でサクッとやってしまわないと、顔の次に表情が生まれる手の平とか二つも作るのは大変で御座います。
今回は前回の説明の補足をば。
前回のように人体の片方を作って鏡面コピーで全身を仕上げる場合、鏡面コピー後に身体の中心軸となるポイントの位置は全て真ん中(図の場合、X軸=0の位置)に寄せておく必要があります。
厳密には寄せなくてもできなくもないですけど、多分…面倒なことになりそうです。
たとえば身体の中心軸となるポイントをX軸=0から離した場合、鏡面コピーするとこのように。
「数値入力」の中心の距離を設定してやるなどで、このまっぷたつな事象を回避することもできますが、私の方法でやってみます。
まずは半分になってるオブジェクトを「移動(=ショーットカットキー「t」)」でよせて、中心軸になるポイントをX軸=0のところにもってきます。
より精密にいくなら「.」キーで画面を拡大して寄せていきましょう
中心軸になるポイントを2個選択。お隣同士のポイントを選びましょう。
この状態でキーボードの「→」を押すと、ぐるりとエッジに沿ってポイントが選択されます。
「整列」のショートカットである「v」キーで「整列」の画面をだして、X軸の値を0にして「OK」。
この状態で「鏡面コピー」すればぴったりと綺麗に左右対称になります。
それにしてもキーボードの「v」はショートカットに利用する頻度が高いです。
「v」で「整列」
「Shift」+「v」で「鏡面コピー」
「Ctrl」+「v」で「ペースト」
「あれ? 鏡面コピーにならない?」と、何度も「Ctrl」+「v」して無駄ポリゴンを量産しないようご注意下さい。
私は身体が自然と押してくれるまでよく失敗したものです。
間違ってペーストしてて、完全にポリゴンが重なっている状態で「ポイントの結合」をすると愕然としてましたねえ
ちなみにこんな感じに妙なデコボコが発生します。
「Ctrl」+「z」で戻れる過ちなら良いのですが…
こういう何時間もの努力が一瞬にして無になることって、CG製作だと往々にしてあるんですよねぇ
くじけぬ心が大事であります。