CLIP STUDIO PAINT PRO 新規色調補正レイヤーとは
あの日どこかに置き忘れた少年心がベランダから乱入して朝起こしに来るような複雑なポーズをつけようとして即挫折しました。
髪の長い子は2Dも3Dも手間かかりますなあ
今回は「新規色調補正レイヤー」のメモでございます。
あれはどのくらい昔か、少年心のように記憶を置き忘れてしまいましたが、イラストを描き途中だったり、描いたあとに「色調補正」をいじって色を微調整とかしておりました。
一応今をときめくイラストツール「CLIP STUDIO PAINT PRO」でもその機能は備わっています。
しかしこの機能は直接そのレイヤーに乗ってる絵の色味に手を下すため、アンドゥ機能(クリスタでいうところの「取り消し」)で戻れる内は良いですが、一旦ツールを閉じたあととか、後日やっぱアレやーめたと思っても修正はほぼ不可能でした。多分。
しかしレイヤーでこの色調補正を管理することによって、元の絵を汚すことなく色味の調整が行えるようになったのです。
それが「新規色調補正レイヤー」です。いい時代になったものです。
ちなみにCLIP STUDIO PAINT PROの3Dキャラのレイヤーに直接「編集」⇒「色調補正」はできません。
さっそく上部メニューの「レイヤー」から「新規色調補正レイヤー」を使ってみます。
今回は適当に「色相・彩度・明度」を選んで見ました。
下のメニューが表示されるので、画面を見ながら矢印を左右に移動させたりしましょう。
そして「OK」を押した結果がこれ。
あらかじめ選択していた3Dキャラの上に「新規色調補正レイヤー」が追加されました。
「色相・彩度・明度」の「新規色調補正レイヤー」はサムネイルをダブルクリックで再度調整が可能です。
先ほど述べたとおり、レイヤーで色の調整を管理しているので、「新規色調補正レイヤー」を不可視にしたり削除すれば画面は元通りに。
「新規色調補正レイヤー」はマスクで管理しているので、マスクのサムネイルをクリックして選択範囲などで削れば、下の色が表示されます。
また「新規色調補正レイヤー」は別の色調補正を何枚でも被せることが可能です。
前回紹介したクリッピングもできるので、下のレイヤーの範囲だけ色を調整することもできます。
キャラの髪の色だけ変えたいときとか便利です。
塗り方を根本的に変える場合、「新規色調補正レイヤー」を不可視か削除しないと、色が合わなくて大変なことになるのでご注意ください。
以上、「新規色調補正レイヤーとは」でしたー